📅 2026年02月16日 21:43
Visual Introduction to PyTorch - PyTorchの視覚的入門
図でサクッと理解!PyTorchでテンソルから学習ループまで体感する
要約
PyTorchの基礎(テンソル、初期化、演算)、自動微分(autograd)、そして実際の学習ループを、図やコード例で直感的に解説します。
この記事を読むべき理由
PyTorchは研究・実務両方で急速に普及中。日本でも機械学習の実装・検証速度を上げたい開発者・学生にとって、基礎を短時間で掴める必読ガイドです。
詳細解説
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PyTorchとは
Meta AI発のオープンソース深層学習ライブラリ(現在はLinux Foundation関連)。動的計算グラフとPythonフレンドリーなAPIが特徴で、研究→実装の流れが速い。 -
テンソルの役割と初期化
テンソルは数値データの入れ物。初期化関数で分布が変わるため意味があります(例:一様分布、正規分布、単位行列、未初期化メモリなど)。# Python import torch a = torch.rand(10000) # 0〜1の一様分布 b = torch.randn(10000) # 平均0の正規分布 c = torch.zeros(3, 3) # 全0 d = torch.empty(3, 3) # メモリ確保のみ(初期化値は不定) -
非数値データの数値化
文字列 → 単語ID、画像 → [C, H, W] のテンソル、3Dメッシュ → [V, 3] の頂点座標など、入力を数に写像する前処理が必要。 -
演算と活性化関数
足し算、行列積、集約(sum, mean)や ReLU/Sigmoid/Tanh 等はPyTorchでそのまま利用可能。 -
自動微分(autograd)と最適化
微分は学習のコア。1変数なら $f(x)=x^2$ の導関数は $f’(x)=2x$。多変数では勾配ベクトル $\nabla f$ を扱います。例えば \(f(x,y)=x^2+y^2,\quad \nabla f=[2x,2y]\) PyTorchではテンソルにrequires_grad=Trueを付ければ自動で計算グラフを追跡し、loss.backward()で全パラメータの勾配が得られます。# Python x = torch.tensor(2.0, requires_grad=True) f = x**2 f.backward() print(x.grad) # 4.0 -
学習ループの流れ(実務で重要)
1) データ準備(特徴・目的変数分離、訓練/検証分割、標準化)
2) モデル定義(nn.Module、線形層+活性化など)
3) 目的関数(例:MSE)とオプティマイザ(例:Adam)設定
4) 反復(フォワード → 損失計算 → backward() → optimizer.step() → zero_grad())
例(簡略):# Python class Model(nn.Module): def __init__(self, in_features=87): super().__init__() self.fc1 = nn.Linear(in_features, 64) self.fc2 = nn.Linear(64, 32) self.out = nn.Linear(32, 1) def forward(self, x): x = F.relu(self.fc1(x)) x = F.relu(self.fc2(x)) return self.out(x)
日本市場との関連性
日本ではタブularデータ(金融、製造、不動産)の利用が多く、まずはLightGBM/XGBoostでベースラインを作るのが一般的です。ただし、研究用途やカスタムなニューラルアーキテクチャ、モデル合成・デプロイの柔軟性を考えるとPyTorchは有力な選択肢です。企業研究室や大学でも採用が増加しており、GPU環境やONNX経由での運用も現実的です。
実践ポイント
- テンソル初期化の挙動(rand vs randn vs empty)を確認して期待通りかテストする。
- 非数値データは必ず数値化・正規化してからテンソル化する。
requires_grad=Trueとloss.backward()の流れを小さい例で試して挙動を把握する。- TabularならまずLightGBMでベースライン、次にPyTorchでモデル化して差を確認する。
- モデル保存は
torch.save(model.state_dict(), 'model.pth')、再利用時はload_state_dictを使う。
短時間で試せるハンズオン:テンソルの初期化ヒストグラムをプロット → 簡単な線形回帰モデルを作って backward() を手で動かしてみる、の順で理解が早まります。
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